去る1月13日(木)、財団法人行政書士試験研究センターから、平成16年度行政書士試験結果が公表されました。「昨年度の合格率2.89%」という驚異の数字を受けての結果発表のため、大変注目されていましたが、合格率5.33%(受験者数:78,683名、合格者数:4,196名)という内容でした。
平成16年度試験では、平成12年度からの急激な受験者数の増加が一段落したものの、依然として8万人近い方が受験しており、合格率も、近年では、昨年度・平成11年度に次ぐ、低いものとなっています。これらのことからもわかるように、最近の行政書士試験は、「中途半端な気持ちで、たやすく合格できる易しい試験」では決してなく、「大型かつ難関の法律系国家資格」であることに、間違いないようです。
ところで、行政書士試験は、平成12年度の新試験制度移行から5年が経過し、実務家登用試験としての方向性が、徐々に定まってきているようです。今後も、年度によって多少のブレはあるものの、概ね、次のような試験傾向が継続していくと思われます。
1.法令科目においては、広範な出題範囲の中から、主に、基本的な条文・判例などの知識が問われている。そのため、各法令の基本事項の正確な理解が求められると同時に、個数問題・組み合わせ問題・記述式など、多様な出題形式に対応するために、各法令間の関連なども意識した、より体系的な学習が求められる。
2.一般教養科目においては、比較的平易な出題の多い、国語、理科・数学の各科目で、手堅く得点を稼ぐと同時に、急激に難化傾向にある、社会科目、特に、時事系の出題の対策を万全にしておく必要がある。
以上のことから、平成17年度試験の合格を目指す受験生には、「愚直なまでに着実な学習を積み重ねていくこと」が、より一層求められることになるでしょう。
参考)財団法人行政書士試験研究センター http://gyosei-shiken.or.jp/
|